【G検定対策】人工知能(AI)の分類方法を押さえておこう(レベル、強いAI、汎用AI、弱いAI、特化型AIとは)

最近のG検定では、あまり出題されないとは思いますが、それでも出題される確率はゼロではないので、基本中の基本として分類方法について軽く押さえておきましょう。

目次

人工知能の分類農法

大きく分けて3通りあります。

1つ目は「レベル」という考え方。もう2つ目は「強い、弱い」という考え方、3つ目は「特化型、汎用型」という考え方で、次のような関係になります。

この図で分かる通り、「弱いAI」と「特化型AI」は同じもので、また「強いAI」と「汎用型AI」は同じもので、呼び方が変わるだけです。

レベルによる分類

レベルには1~4の段階がありますが、いずれも「弱いAI」や「特化型AI」の範囲に含まれます。

レベル実例解説
エアコン、洗濯機、炊飯器「ある温度に達したらスイッチを切る」「重さに応じて水量を調節する」など、マイコンとセンサーの組み合わせによる昔ながらの制御方式です。
お掃除ロボット、エキスパートシステム、
初期の将棋ソフト
複雑な条件分岐を使って、探索・推論を行うものです。専門家の知識をデータ化し、病気を診断するエキスパートシステムもこれに該当します。
株価や売り上げの予測、データ分類ソフト予測や分類を行う際に関係があると思われるデータ(特徴量データ)を投入することで、コンピュータに予測や分類を行わせるもので、いわゆる機械学習に相当します。
4画像認識、音声認識、自動翻訳、画像生成特徴量データを与えななくても、数多くのデータから自分で特徴量を見つけ、学習していくもので、いわゆるディープラーニング技術を用いたものになります。

強い、弱い(特化型、汎用型)による分類

弱いAIは、「人間の知能の一部に特化した機能」を持ったAIのことです。

2020年現在における全てのAIは、弱いAIに相当します。

例えどんなに強いプロの囲碁棋士に勝利したとしても、どんなに見つけにくい病気を画像判断で見つけたとしても、その部分において人間より優れているに過ぎません。

決められたことに関しては優れているとしても、想定外の事が起きると、たちまち対処できなくなります。

このような、人間の知識の一部だけを担当するAIを、弱いAIと呼びます。

逆に、強いAIとは、様々な出来事に対して、人間と同じように(臨機応変に)対応できるAIのことです。

いわゆる、「ドラえもん」「アトム」「ターミネーター」などが相当します。

2020年現在において、強いAIはまだ登場していませんが、アメリカの発明家であり、未来学者でもある「レイ・カーツワイル」は、2045年を「技術的特異点」と予言しており、それが的中すれば、その時汎用AI(強いAI)が登場することになるでしょう。

レイ・カーツワイルと2045年の特異点に関しては、Webの模擬テストにも登場していますので、心の片隅に留めておきましょう。

まとめ

人工知能にはレベル1~4までがあり、いずれも弱いAI(又は特化型AI)に含まれます。

弱いAI(特化型AI)は人間の知能の一部のみを実現したもので、想定外の事には全く対処できません。

人間の様に想定外のものでも対処できる、いわゆる強いAI(又は汎用AI)は、レイ・カーツワイルが予言する2045年の技術的特異点移行に登場するだろうと言われています。

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