G検定推薦図書「人工知能は人間を超えるか」を読んでみた

G検定の推奨図書の1つである東京大学 松尾豊准教授著の「人工知能は人間を超えるか―ディープラーニングの先にあるもの」を読んで見たので、概要を紹介したいと思います。

まず、書籍の目次は次の通りです。

序章 広がる人工知能―人工知能は人類を滅ぼすか
第1章 人工知能とは何か―専門家と世間の認識のズレ
第2章 「推論」と「探索」の時代―第1次AIブーム
第3章 「知識」を入れると賢くなる―第2次AIブーム
第4章 「機械学習」の静かな広がり―第3次AIブーム1
第5章 静寂を破る「ディープラーニング」―第3次AIブーム2
第6章 人工知能は人間を超えるか―ディープラーニングの先にあるもの
終章 変わりゆく世界―産業・社会への影響と戦略

この書籍は、今日に至る過程の中で、どのようなアプローチがされてきて、それはどんな考え方に基づいているのかについて、分かりやすい例題を交えながら解説されています。
そして、今のAIにはどんな弱点があり、どこまでの事ができるのか、そして、ディープラーニングによって、どのような可能性が広がっていくのかについて丁寧に説明されています。
これを読むことによって、機械学習やディープラーニングに関する一通りの雑学と基本的な概念が一通り理解できるので、さすがにG検定で推奨さるだけの事はあると感じました。

ただし、今から4年前の2015年3月に初版が発行されているので、内容が古くなっている箇所がありました。

普通に知識を得るためであれば気にする必要はありませんが、「G検定」は最新のトレンドについても出題されますので、その点は別の書籍をで補う必要がありそうです。

余談ですが、この本と同じタイトルのPDFを、この本の著者自身が こちら で公開しています。

内容は、書籍に記載されているディープラーニングの説明部分を要約したような形になっています。

筆者の略歴や、Aiの歴史についても図式で解説がありますので、これを見るだけでも参考になります。

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