AIにはレベルがあると申しましたが、レベルの低いAIは勝手に賢くはなりません。
そもそも、センサーやスイッチからの入力に対して、その値によって場合分けをするプログラムなので、人がプログラムを改良していく必要があります。
レベルが高いAIは、適切なデータ(これを学習データとか教師データとか呼びます)をインプットすることで、「どのデータにどんな風に計算したり、判定したら、求めている答えが得られるか」を自動で考えてくれます。
というか、「どのデータにどんな風に計算したり、判定したら、求めている答えが得られるか」を自動で考えてくれるプログラム(=AI)を、数学や統計学の手法を駆使して作ったのです。
このレベルのAIだと、定期的に新しいデータをインプットしてあげれば、どんどん賢くなっていきます。
逆におかしなデータを与えてあげると、それを学習して、おかしくなってしまいますけどね。
そして、2018年現在ではまだ登場していませんが、どらえもんやアトム、ターミネータみたいに自分で勝手にどんどん学習していくAIが2045年までには登場するだろうと言われています。
もしこれが登場すれば、爆発的にAIが進化し、その先はどうなってしまうのか誰も予想はできません。