(4)AIが騒がれてるのは何故か

 

IBMが研究開発していた人工知能「ワトソン」が、2011年にアメリカのクイズ番組「Jeopardy!」で優勝したことで、AIが再び脚光を浴びるようになりました。

その後、GoogleのAIが「猫」の情報を与えていないにもかからわず、その他の学習を通して「猫」を認識したことやプロの棋士を打ち負かしたことで、「AIって、すごくない?」という認識が一気に広がりました。

IBMやGoogleは、このAIが様々な業務アプリで利用できる仕組みを作り、サービス提供したことで、様々な業務でAIが利用されるようになってきたのです。

過去2度ほどAIブームがありましたが、その時はコンピュータ性能も低く、プログラム技術も今ほど成熟していなかったことから、利用用途が限定されていました。

今は当時に比べて遥かに高性能なコンピュータが、ネットワーク上で繋がり、しかも連携しながら計算できるようになりましたし、プログラム技術も新しい手法が生み出されるなど、AIを取り巻く環境は一変しています。

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今日では、企業のマーケティングや製品開発の他、医療の診断や保険の審査、飛行機や船、車の整備、製造ラインなど、幅広い分野で活用され、実際に目に見える効果が表れてきたことが理由です。