AIのスキルを測る「G検定」

みなさん、「G検定」はご存知でしょうか?

2017年6月1日に、ディープラーニングを中心とする技術を使って、日本の産業競争力を向上させることを目的として、一般社団法人「日本ディープラーニング協会(JDLA)」が設立されました。

つまり、出来てまだ新しいのですが、ここがディープラーニングのスキルを認定してくれる資格試験「G検定」を運営しています。

2017年12月に第1回目の試験が開催され、最近では年3回のペースで試験が行われています。

試験に合格すると、JDLAのロゴマークを名刺に印刷できるようになります。

AIは今までに2度、冬の時代を迎えており、今は3度目の春真っ最中です。

この先どうなるか見えないところは有りますが、今までとは異なり多くの企業で成果が出てきていますので、再び冬の時代に突入する可能性は、ほぼ皆無でしょう。

たぶん、このまま2045年のシンギュラリティ(技術的特異点)に突き進んでいくのだろうと思います。

要するに、この資格を取っておくと、学生であれ社会人であれ、プラスになることは間違いありません。

私も、11月に試験を受けようと思っていますので、このブログでG検定に関する記事を、今後取り扱っていきたいと思います。

ということで、G検定について、簡単に紹介します。

  • 概要:ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
  • 受験資格:制限なし
  • 試験概要:120分、小問226問(前回実績)の知識問題(多肢選択式)、オンライン実施(自宅受験)
  • 出題問題:シラバスより出題
  • 申込期間:2019年 10月1日 (火) 13:00 〜 10月31日 (木) 23:59
  • 試験日: 2019年 11月9日 (土) 13:00より120分
  • 受験料: 一般 12,000円+税 学生 5,000円+税
  • 申込: G検定受験サイトよりお申し込み(クレジットカード決済またはコンビニ決済)
  • 受験サイト:https://www.jdla-exam.org/d//

では、シラバスの内容を見てみましょう。

  • 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
  • 人工知能をめぐる動向例題
  • 探索・推論、知識表現、機械学習、深層学習
  • 人工知能分野の問題例題
  • トイプロブレム、フレーム問題、弱いAI、強いAI、身体性、シンボルグラウンディング問題、特徴量設計、チューリングテスト、シンギュラリティ
  • 機械学習の具体的手法例題
  • 代表的な手法、データの扱い、応用
  • ディープラーニングの概要例題
  • ニューラルネットワークとディープラーニング、既存のニューラルネットワークにおける問題、ディープラーニングのアプローチ、CPU と GPU
  • ディープラーニングにおけるデータ量
  • ディープラーニングの手法例題
  • 活性化関数、学習率の最適化、更なるテクニック、CNN、RNN
  • 深層強化学習、深層生成モデル
  • ディープラーニングの研究分野例題
  • 画像認識、自然言語処理、音声処理、ロボティクス (強化学習)、マルチモーダル
  • ディープラーニングの応用に向けて
  • 産業への応用、法律、倫理、現行の議論

試験の出題範囲は幅広く、最近の傾向や産業への応用事例なども、一通り押さえておく必要があります。

また、推奨書籍もここに詳しく紹介されており、これら全部買うと1万円は優に超える金額になります。

受験料も12,000円と、けっこうお高めの価格設定ですね。

でも、それだけビジネスに有利に働くという事ですので、一度検討してみてはいかがでしょう。

たとえ、合格しなくても、体系的に勉強して得た知識は、これからのAI時代を乗り切るための前提知識として、必ず役に立ちます。

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