DataRobotはどうよ? 

DataRobot ってご存知でしょうか?

この製品は、機械学習を自動化してくれるものです。

一般的に、機械学習を使って分類や予測をする場合は、解き明かしたいルールが含まれていると思われるデータを集めてきて、解き明かしやすいようなデータに加工し直し、目的に応じた機械学習のアルゴリズムを適用し、モデルを作成するという手順を取ります。

DataRobotは、ルールが含まれていると思われるデータを集めてアップロードすることで、この一連の作業を自動的に行い、モデルを作成してくれます。

なんと、データ加工やクレンジングを自動で行った後で、100以上の機械学習のアルゴリズムを手上がり次第に順次実行し、その中から一番精度が良かったアルゴリズムを選定してくれます。

「データサイエンティスト要らず」という謳い文句の通り、大変素晴らしい製品です。

ほしい。使いたい!!

ということで、気になる価格は・・・・

なんと、初期費用に数百万、そして毎年1200万円以上のライセンス料が発生するようです。

やっぱり、良いものは良い値段しますね~。

実は、4月3日から東京ビッグサイトで開催されたAIエキスポで、デモを見てきました。

DataRobotのデモの後、似たような製品は無いか探していたところ、Macnica Networks という会社のブースで、Top Data Scientist in a Box なるものを見つけました。

この製品はDataRobotの機能縮小版という感じで、同じような事ができるのですが、機械学習のアルゴリズムは10個程度となります。

10個と言っても、主要なアルゴリズムは網羅されているので、これでそれほど困ることな無さそうですが、価格を聞いてびっくり。

DAたRobotより少しやすい程度でした。

初期費用の他、年間ライセンス費用が800万程度だそうです。

今までに、AI関連のツールや、データクレンジングツールなどを見てきましたが、どの製品も相場が年間1000万くらいしますね。

よほど大きな企業で、よほど需要が無い限り、なかなかこの手のツールは導入できそうにありませんね。

ちなみに、この手のツールで本当にデータサイエンティストが不要になるかというと、必ずしもそうではありません。

機械学習を駆使するスキルは、それほど求められることは無いとは思いますが、投入するデータの選定や、出力されるモデルが持つ意味や特徴、結果の解釈などは、それなりの専門知識が必要となります。

つまり、この手の製品は、ある程度の専門知識があってこそ、初めて100%の効果が発揮できるというものだと思います。

日々精進あるのみです。

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