AIとIoTは、「頭」と「手足」の関係だ!

最近、新聞やテレビで AI や IoT の言葉を良く見るようになりましたね。

しかし、この2つの違いが良く分からないという方も多いようです。

簡単に例えると、 AI は「頭」、 IoT は「手足」だと思っていただければ分かりやすいかもしれません。

「なんのこっちゃ?」と思われる方の為に、もう少し詳しく解説しておきます。

IoT(Internet Of Things)は、「モノのインターネット」と表現されたりしますが、世の中にあるモノをインターネット上で繋ぐこと、あるいは繋ぐ仕組みの事です。

では、繋ぐと何がうれしのでしょうか?

単に繋ぐだけでは意味は無く、インターネットに繋がれたモノ同士がお互いにデータをやり取りする、あるいはモノが吐き出したデータを収集できることが必要で、更にそのデータを何かに役立てることで、初めて価値が生まれます。

IoTは、家電製品、自動車、航空機、船舶、自動改札、建設機械、エレベータあなど、あらゆる機器や設備において、そこに搭載されているセンサー(当然監視モニターの画像も含む)や内部に蓄積されたデータを収集したり、或いは制御したりするためのモノであり、仕組みであるわけです。

一方、AI(Artificial Intelligence)は人間の脳に備わっている認識や判断などの知的能力をコンピュータで模倣することです。

つまり、IoTは「手足」であり、それを通して伝わる感覚(データ)をAIである「頭」が、認識したり判断したりするのです。

IoTが進むと、膨大な量のモノ(機器)がインターネットにつながり、膨大な量のデータがインターネットに流れることになります。

そのデータはビックデータと呼ばれ、それをAIが処理することで、コンピュータが物を認識したり、将来を予測したりという事ができるようになります。

IoTが進むと良い事ばかりだと思われがちですが、実はリスクも存在します。

インターネットに繋がるという事は、悪意を持ったハッカーの攻撃対象となり得るという事です。

海外では、自動車に搭載されているコンピュータに侵入し、自由に運転を操ることが出来たという事例が報告されています。

インターネットに繋がる機器として冷蔵庫や洗濯機、エアコン、AIスピーカー、無線ルーターなど、ITに詳しくない一般の方が簡単に設置できるものも多く、セキュリティの面で問題視されています。

IoTによって世の中の暮らしは良くなりますが、それと引き換えに悪意を持ったハッカーに侵入され、個人情報を持っていかれたり、或いは踏み台にされて犯罪の片棒を担がされたりということが無いよう、十分注意が必要です。

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