(1)AIとは

AIは「Artificial Intelligence」の略で、「アーティフィシャル インテリジェンス」と呼びます。

Artificalは「人工的な」「作り物の」「模造の」という意味で、Intelligenceは「知能」「知性」「知恵」という意味です。

日本ではAIの事を「人工知能」と言ったりしていますが、まさに直訳ですね。

コンピューターで人間の知能を模倣することから、人工知能と呼ばれるようになりました。

同じ人間でも、3歳児と20歳の東大生とでは理解力や知識の幅が全く異なりますが、AIにおいても簡単なことしかできないものから、プロの棋士を負かせてしまう程の知恵があるものまで幅広く存在しています。

その昔(1990年代)に扇風機や炊飯器、洗濯機、エアコンにマイコン(マイクロコンピュータ)が搭載され、単純なON/OFFの動作から、温度制御や速度制御など、当時としては複雑な動作ができるようになりましたが、そのころのはやり文句として「人工知能」、「ニューロ」、「ファジィ」などのキーワードが流行しました。
また、特定分野において、専門家の知識をプログラム化し、コンピュータに人の代わりをさせる「エキスパートシステム」というソフトウェアが登場しましが、この頃の技術では仕事に使えるレベルのものを作ることができず、市場から姿を消しました。

実は、AIは今までに2回のブームがありました。1回目が1956年~1960年代、2回目は1980年代です。そして、2010年頃から今日にかけて、3回目のブームが続いています。